米なんか買ったほうが安い

HAPPY BIRTH CAFE

2011年08月27日 15:47


田んぼの周りを測量している写真。
このあたりにもまた道路が作られるそうだ。

小学校の時に担任の先生に勉強が嫌いだったら百姓をやれと言われた。

農家を馬鹿にしたような発言だったがあとで考えてみると先生は悪くない。

先生はそうゆう時代に育ったのだ。

子どもに苦労をさせないようにと思って先生はそう言ったのだ。

でも実家が農家だったからすごく嫌な思いをした。

家に帰って親にその事を言うと父は激怒して学校に抗議にいくと言った。

母がなだめてその場はおさまった。

実家の職業を聞かれるのが嫌だった。

休みの日は半日は手伝い。

軽トラに親と乗っているところを友だちに見られたくなかったのでいつも隠れてのっていた。

実家は野菜の苗とカーネーションを作っている専業農家。

父親は会社に務めながら農業を始め、農業収入が会社の年収を上回ったところで会社をやめた。

実家には田んぼは二枚あるが父親は米を作っていない。

父は換金作物で、祖父は自給自足的農家だった。

祖父の代で米は作らなくなった。


父親と祖父は喧嘩をしていた時…
祖父「誰が作った米を食べてるんだ」
父「米なんか買ったほうが安い」

その時の祖父の表情を今も覚えている。

これが日本の農業の現状なのだ。

主食の米を作っても生活が成り立たないのだ。

米を少しくらい作るんだったら会社で働いて買ったほうが安いのだ。

なぜか?

歴史をみるとわかるがこれは戦後にアメリカの日本占領政策に見事にはめられた結果だった。

日本の食文化が破壊されてしまったのだ。

おかげで自給率は大きく低下した。

お金は紙で食べられない。

そんなことに気がつく時代がそこまできている気がする。

米なんか買ったほうが安い。

いつまでそんな事を言ってられるのだろうか…。




現代の農家の倉庫。
石油漬け農業。
農業をするには石油が必要になりお金は外国に流れる仕組みになっている
お見事!
http://www.youtube.com/watch?v=bSJ50hZ1J00&feature=youtube_gdata_player

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「未来の食卓」
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