衣食住遊 イセヒカリ 今日無事生かして頂いてありがとう御座います

2015年04月17日

ハッピーレシピと戦後70年の記憶

「荒川先生が新聞に載っていた」と連絡があった。

荒川先生とは書道教室の先生
戦争に行ったことは知っていたが、戦争の話は一度も聞いたことはなかった





戦後70年の記憶

「一人だけ生還」語れなかった体験
「戦争は何の役にも立たぬ」

信濃毎日新聞 2014年(平成26年)4月27日」


「ゴツン、ゴツン」。輸送船「長城丸」の船尾近くに、敵潜水艦の魚雷が何発か当たる音が聞こえた。エンジンが止まり、照明が落ちた。「沈む」。船の前部が持ち上がり、甲板の上を人が滑り落ちてきた。船はわずか2分ほどで沈み、渦に巻き込まれて海中に10メートルほど引きずり込まれた。
1944(昭和19)年2月16日午前1時半ごろ、陸軍伍長で通信兵だった荒川光広さん(95)=長野市篠ノ井塩崎=はフィリピン南部ミンダナオ島東方沖の太平洋に放り出された。船は荒川さんが所属する電信第24連隊第2中隊の231人を含む兵士ら千人近くを乗せ、ニューギニアに向かっていた。
海面に浮かび上がると、長さ5メートルほどのボートの破片が目に入った。しがみつき、はい上がった。夜が明けても救助の船は見えない。そのうち見知らぬ別の舞台の少尉と2等兵が破片にはい上がってきた。波は穏やかだった。その分、照り返しはきつく、日焼けした耳や唇にかさぶたができた。
口に入れるものは何もなかった。沈没から4日目の夜、意味の分からないことを言い始めていた2等兵は、気づくといなくなっていた。荒川さんも大きな蛇口から水が流れ出ている幻覚を見た。少尉は5日目、晴天の星空に鉄帽を向けて雨水をためようとし始めた。やはり気づいた時にはいなくなっていた。
6日目の朝、島が見えた。丸太舟をこいできた住民2人に助けられた。ミンダナオ島南端だった。中隊の仲間は誰もいなかった。

ーーーーーー

長男として篠ノ井塩崎の農家に生まれた。尋常高等小学校4年生のころ、近くの田んぼで兵隊の演習をした。大砲は空砲でも迫力があった。高等科(現在の中学)では、校舎の廊下に男子の数だけ模型の銃がたて掛けられていた。扱い方は在郷軍人に教え込まれた。「その頃は兵隊に行って偉くなる気持ちになっていた」
卒業後は上田の専門学校で経理を学んだ。39年に20歳で徴兵検査を受け、翌年に神奈川県の陸軍部隊に入った。マレー半島に送られる船内で、太平洋戦争が始まったと知った。「えらいことになったと思ったが、身が引き締まった」
マレー半島には多くの敵兵の死体ががあった。初めてかぐ戦場の臭いだった。42年の2月、シンガポール陥落作戦に参加して民家に通信所を開いた。近くのゴム林から日本兵が中国人2人を引きずり出し、「スパイだ」と言って目の前で撃ち殺した。
同年10月に転戦しようとした激戦地ガダルカナル島には、敵の激しい攻撃で近づけなかった。近くの島に上陸後、アメーバ赤痢にかかって野戦病院に入院。終戦までに餓死や戦病死を含めて2万人以上もの日本兵が死んだガダルカナル島から病院に送られてきた兵士は、衰弱して幽霊のようだった。
半年ほどして回復し、部隊に戻った。44年1月に現在のベトナム・ホーチミンからフィリピン・マニラ経由で向かったのがニューギニアだった。

ーーーーーー

住民に救助された荒川さんはミンナダオ島で米軍の捕虜になり、45年12月に復員した。戦前に就職した中部電力の前身の会社に戻り、定年まで中電で働いた。
「自分一人だけ生き残ってしまった」「自分一人だけ助かった」。「一人だけ」と繰り返す荒川さんは、家族以外には戦争体験をほとんど語ってこなかった。20年ほど前に1部だけ作って手元に置いていた自分史を、この一年何度も読み返すようになった。「中隊の230人はみんな死んだ。体験を分かち合うことができないのが寂しい」。太平洋に放り出されてから70年余り、「亡くなった230人を思い出すことが弔い」と取材を受け入れた。
通信兵の荒川さんは、5年に及ぶ軍隊生活で人に向けては1発の弾丸も放つことがなかった。中隊でただ一人生還することができた荒川さんの祖国、日本も、戦後70年近く、他国に銃を向けることなく来た。
その日本で、政府は集団的自衛権の行使容認を検討している。「戦争は嫌だ」。ぽつりと言った荒川さんは、しばらく沈黙した後に続けた。「戦争は何の役にも立たない」
(沢村 圭一)

以上抜粋



荒川先生の書


先生が作ってくれた印


戦争のないピースな社会の作り方
https://youtu.be/MQA-zeZJxbk

戦争の原因は経済問題はらば、みんながお金に頼らず生活すれば戦争はできない

『自給自足』が世界平和の鍵

天国あります
https://youtu.be/LlZB441t1F0



  

Posted by HAPPY BIRTH CAFE at 06:17Comments(0)歴史

2014年12月16日

信州の里山資本主義 のとゆ展とロケットストーブワークショップ


先日信州の里山資本主義をテーマにしたシンポジウムに行ってきました。

http://ene-partners.jp/archives/999
森林面積第3位を誇る森林資源が豊かな長野県において、先人たちがたゆまぬ努力をして 作り上げてきた森林資源を私たちがどのように適切に評価して、その恩恵を授かるべきなのか。 森林の本質について、深く掘り下げて考え、これからの長野県の林業のあり方を主たるテーマとしつつ 私たちの暮らしのあり方や地域社会の向かうべき方向性について考察してみたいと思います。




林業の仕事について2年、やってみて山のことを恥ずかしくなるくらいなんにも知らないということを知りました。

また現在の林業経営は木を植えて育てるというウッジョブみたいな林業ではなく、補助金で間伐や松枯れの処理をするといった感じで、木材の有効利用というより植林されたまま放置された後始末という感じでした。
大型の重機やトラックなどがたくさん必要になり燃料費がたくさんかかります。
現在の林業という仕事からは明るい未来は見えないというのが働いてみての感想です。

松枯れ燻蒸処理に使われる石油製品

毎日たくさんの石油燃料を消費

林野庁 林業産出額の推移
現在の木材生産は約2000億
http://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/hakusyo/24hakusyo_h/all/a44.html




ではなにか解決方法がないかというとあります。
エネルギーの問題から林業をみてみると可能性が見えてきます。
まずは戦前まで信州で栽培されていた麻で里山脱資本主義
エネルギー輸入額23兆円と大麻の可能性
http://happybirthcafe.naganoblog.jp/e782453.html

あとは身近にある木でたき火をしてみるのもいいです。


「火を囲んで食べる」ということは、まさに人間として生きることの原点でもあります。現代の幼児たちのなかにも、それを喜びとする感覚がまだしっかりと残っているのかもしれません。
しかし、「燃える火がおいしい食べものを作る」ということを、いま、どれだけの子どもが実感として知っているでしょうか。ガスの火を使う場面はまだあるとはいえ、ごはんを炊くのは電気炊飯器でしょうし、お湯を沸かすのも電気ポットがふつうになりつつあります。電子レンジで温めるだけで食べる場面も増えていますし、調理はすべて電気という住宅も珍しくはないご時世です。ひょっとすると、いまの幼児たちのなかには、花火をするときくらいにしか「燃える火」をみたことがない、という子もいるのではないのでしょうか。いや、その経験すらなく、アニメやゲームの中でめらめらと燃え上がる火---熱くもなく、煙の匂いもしない火しか見たことがない、という子も珍しくないんじゃないかと、不安になってきます。
人間にとって「燃える火」は、おいしい食べものを作るのに欠かせないものであると同時に、夜の闇や寒さや野獣たちから身を護ってくれるものでもあり、家族や仲間との絆を深めてくれるものであり、お話が語られる場を作るものでもありました。
もちろん火には、きわめて危険な側面もあり、コントロールには細心の注意が必要です。昔の家は、囲炉裏やかまどのある日本の家でも、暖炉のある西欧の家でも、ペチカのあるロシアの家でも、屋内で安全に火を焚くにはどうすればいいかというところから出発して、それを最優先につくられていました。また、伝統的な祭には、洋の東西を問わず、火の不思議さや恐ろしい破壊力を強く印象づけるパフォーマンスがたくさんあります。いったんすべての火が消され、漆黒の闇のなかで「新しい火」が点されるのも、大きなかがり火がごうごうと火花を吹き上げるもの、大松明が振りまわされるものなど。
そんな「火の体験」を奪いさられてかしまっても、はたして子どもたちは力強く育っていけるでしょうか。「しっかり食べる」力の不足は、ひょっとするとそのこととも関係があるのではないかと思えてなりません。
いまの子どもたちをとりこにしているアニメやゲームには炎が爆発的に燃え上がるような刺激的なシーンが珍しくありません。そんな破壊的な火ではなく、おいしい食べものを作ってくれる火、冷えた身体を温め、千変万化の輝きで見る者を楽しませ、団欒の喜びを与えてくれる火を、なんとかして子どもたちに手渡していきたいものです。




イベントとワークショップのお知らせ


のとゆ展〜山の草木と精霊たちのぬくもり〜
2014年12月15日(月)ー12月27日(土)12時〜18時
山の植物を採取し 火を焚き 染め重ねたぬの、羊の毛をくるんだ あたたかいベストや帽子など、いろいろ形にしました。ぜひお越しください

冬至お楽しみ会
12月21日(日)14時〜19時位 1500円(1drink)
柚子やかぼちゃ、コーヒー、火あかり、すてきな音楽など…
ライブ ささきりょうた・里花
日の入り16時半頃から始まります

cafe MAZEKOZE(カフェ・マゼコゼ)
http://touch.navitime.co.jp/spot/detail?provId=02108&spotId=5121&referer=
長野市長門町1076-2
026-225-9380


ロケットストーブワークショップはまだ日程は決まっていないようなので興味のある人は電話で確認してみてください。


山で仲間と楽しく遊ぶことによって何かが見えてくるのではないかと思います  

Posted by HAPPY BIRTH CAFE at 15:31Comments(0)歴史自然回帰

2014年12月12日

牛乳なし給食 試行へ 新潟・三条市 牛乳について考える

日本に約5万5千人いる100歳以上で、牛乳を飲んで育った人はほぼゼロ

牛乳なし給食 試行へ 新潟・三条市 和食と食べ合わせ重視 カルシウムは他食材で
http://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/106041

子どもの幸せを願う人達の日々の地道な活動が行政を動かしこのようなニュースになったのだと思う。
いい流れです。




牛乳について考える
http://happybirthcafe.naganoblog.jp/e1373163.html

日本の教育を変えるには料理を変えること
http://kasakoblog.exblog.jp/22422478/

目指すは母子手帳の改正です。


  

Posted by HAPPY BIRTH CAFE at 11:04Comments(0)歴史教育自然回帰

2014年06月20日

ワールドカップサッカー日本代表が武士道を広めれば世界の戦争を止まる



本来今の日本の状況を考えるとワールドカップなどと騒いでいられない。
政府は戦争ができる国に変えようとしている。
サッカー日本代表がワールドカップでしなければならないことは試合に勝つことよりも世界の争いを止める流れを作りだすことではないかと思う。
矛を止めると書いて「武」
争いだらけの世界に武士道の精神をもって悟らせてほしい。
だってサムライなんだから!

参考記事

想像を超えた現実に★ワールドカップの影に隠れるものは、こちらもみる覚悟を
http://s.ameblo.jp/hoshitukiyoru7/entry-11878079021.htmlより
人間の心の冷徹さが戦慄です、なぜ子供を殺せるのでしょう・・
ワールドカップの為にホームレスチュルドレン射殺

日本代表に望むのは結果か内容か?
http://brazil2014.yahoo.co.jp/column/detail/201406170007-spnaviより
「W杯で何を求めるか」という議論ひとつをとっても、イタリア人のように「結果がすべて」なのか、オランダ人のように「美しく勝利せよ」なのか、国民的なコンセンサスを共有するには、さらなる時間と経験が必要だろう。このブラジル大会が、その第一歩と

お・か・た・づ・け…を称賛!ゴミ拾う日本サポを各国報道
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/06/17/kiji/K20140617008382420.htmlより
 日の丸サポーターによる、試合後のスタンド清掃は、98年のW杯フランス大会から海外で驚きをもって報道されている。

 東京五輪招致活動では、フリーアナウンサーの滝川クリステル(36)の「お・も・て・な・し」が世界の注目を浴びた。客をもてなす“もてなしの精神”だけでなく、訪問先で尽くす礼儀も日本人が大切にする文化。2年後にリオデジャネイロ五輪を控える同国で、その次の開催地となる日本のマナーを世界に示した格好だ。


内戦を止めた男★神に近い存在
http://s.ameblo.jp/hoshitukiyoru7/entry-11878424133.htmlより
「コートジボワールでは、ディディエ・ドログバは大統領よりも力がある」。
そして国の平和を守ることにかけては「フランス軍よりも国連平和維持軍よりも
実績がある」のだと。

本来の武士道の戦い方というのは相手のこころに対しての戦い方
池田整冶氏インタビュー【前段】「21世紀の武士道とは?」
http://www.youtube.com/watch?v=trD5QVMX33s&feature=youtube_gdata_player

「憲法9条にノーベル平和賞を」
http://nobel-peace-prize-for-article-9.blogspot.jp/?m=1
  

Posted by HAPPY BIRTH CAFE at 06:11Comments(0)歴史自然回帰

2013年11月19日

うさとのふんどしとアイヌ文化



先日、長野でうさとの展示会と海老原よしえさんのライブ会場でカフェをしていました。

うさとの服のうわさはきいていましたが持っていなかったのでひとつ買うことにしました。

麻のふんどしがなかったのでオーガニックコットンのふんどしを買いました。

うさとの服は着ればわかるというのは本当で、ふんどしのひもは腰回りは太く、結ぶところは細くなっていていました。折り返しの部分も生地が厚くならないとても良く考えられた製法になっていて自然、作る人、そして着る人にも優しいのには驚きました。

それから数日後に嫁がアイヌ刺繍のワークショップに行くから「何かひとつ選んで」と言われ、うさとのふんどしを選びました。
うさとのふんどしにアイヌ刺繍☆
最強です。

それから数日後に子どもの絵本を買いに行ったらぱっと目にとまったのが「カムイチカプ」という本でした。

というわけでなんだかアイヌブームな最近です。



マゼコゼ日記
アイヌ刺繍展
http://rikimaze.exblog.jp/18879589/


天下泰平ブログ
うさとの服
http://tenkataihei.xxxblog.jp/archives/51827538.html



「カムイチカプ」あとがきより

アイヌ文化と日本 梅原猛

カムイチカプというアイヌ語は、日本語では神の島という意味です。お話の主人公のしまふくろうはアイヌの人達にとって、コタン・コル・カムイ、すなわち村を守る神といって、たいへん神聖な鳥です。この話は、しまふくろうの神のチカラがどのように強いのかを、物語ったものです。
この本の副題は神々の物語となっていますが、アイヌ語ではカムイ・ユーカラといいます。カムイというのは、神のことですが、ここでは動物です。アイヌのひとびとにとって、多くの動物は、神であり、それは人間と同じ魂をもっています。そして、神の国では、人間と同じ姿をしているのですが、この世界では、仮に動物の形をとって現れたにすぎないのです。カムイ・ユーカラは、神であり動物でもある主人公が、さまざまな物語を語り、その動物が人間にとって、どんな意味をもっているのかを教えています。
この話を語ったのは、四宅ヤエさんという方です。もう亡くなられましたが、アイヌの社会では、こういうユーカラを、先祖代々とどんな伝えてきました。もう今は、少なくなりましたが、二三十年前までは、ユーカラを始めとするアイヌ文化の伝誦を、何十と暗記している古老が、多くいました。こういう古老がいなくなり、伝承がたえるのは、淋しいことです。何とかして、これらの伝誦を守らねばなりません。
ところで、アイヌ文化は、大多数の日本人、つまり倭人の文化とどういう関係にあるのでしょうか。今までのアイヌ文化に関心をもった学者たちは、アイヌ文化は日本文化と全くちがった種類の滅びつつある少数民族の文化と考えていました。しかし、私は、ここ何年かにわたっていろいろしらべた結果、このアイヌ文化こそ、この国に稲作農業が入ってくる以前の、縄文文化といわれる狩猟採集次代の古い日本の文化を強く残している文化であると確信するようになりました。
今では、人類学でもアイヌの人達は、けっして異人種ではなく、日本人特に東北の人とたいへん近い面を持った人達であることが明らかになりました。同じことが、言語や社会因習や宗教についてもいえると思います。こういくことは、だんだん明らかにされてゆくと重いますが、二つの文化は、同じ根から出た木であり、ただ、アイヌ文化には、狩猟採集時代の古い形が強く残っているのにたいし、倭人の文化は、
根源になお古い文化を残しつつも、外来の文化によって、多分に変形をこうむった文化といえましょう。
日本の文化の根をたずねると、必ず、アイヌ文化に至ります。それは、われわれ日本人に、日本人の心や文化を根源的に規定しているものは何かを教えています。われわれは、稲作農業をとり入れることによって、いったんこういう文化を捨てたかのようですが、しかし、心のどこかに、こういう文化をもちつづけてきているのです。
日本人は自然を大切にする国民であるといわれます。国土は、多くの森にかこまれています。深い森に入ると日本人は、なぜか神聖な気持ちに打たれます。このカムイ・ユーカラのように、動物を神々のとした宗教の名残か、今もわれわれの心のどこかにあるからでしょう。
アイヌ文化は日本文化の原点であるばかりか、これらの人類文化にとって大切な方向もさし示しています。なぜなら、今こそ人類は、自然すなわち動植物がどんな深い意味を持ってわれわれに語りかけているかを真剣に考えなければならない時代にきているからです。
もしも自然、動植物が一日一日人類によってこわされ人類が自然をこわすことが今後もつづければ、人類は、自分のよって立つ基盤を失い、ひいては、自分の存在すらも危機にさらすことでしょう。
人類の考え方がどこかでまちがっているのです。いまの人類の文化を指導しているのは、ヨーロッパの文化です。ヨーロッパの文化は宗教も哲学もおよそ人間中心主義の考え方の上になりたっています。にんげんが神の寵児であり、動物は人間に奉仕するために作られたという考え方です。
こういう考え方をもとに、近代ヨーロッパの科学や文化が作られ、世界は人間によって征服されたのです。このようにして、人間社会は物質的に豊かになりましたが、しかし、一方で自然は荒廃し、動植物は危機に追いこまれ、人間の精神も本来の深さをうしないはじめました。
そういう時代であればこそ、われわれは、人間中心主義的な偏った考え方を反省し、人類の歴史をもっと広い眼で見なおす必要があるのです。農耕的な生活が始まる以前、何十万年と続いた狩猟採集生活につちかった、自然に対する考え方こそ、正しく、かつ、これからの人類の生存に必要な思想かもしれません。
アイヌの伝える文化、とりわけカムイ・ユーカラには、人類が、自然と協調し調和して生きていくための深い知恵が語られています。アイヌの人々は、神々である動植物を、心から崇拝し、尊敬し愛しておりました。この崇拝と愛の心を、わたしたちはもう一度とりもどすことが必要です。アイヌの人々が、大切に伝えてきた、そういう心を、この文明社会にとりもどすことは至難のことですが、その至難のことをやりとげないと、人類の生存もおぼつかないと思います。
このカムイチカプの物語は、人間が、そこから出てきて、また、そこへ帰らなければならない世界を示しています。この話の主人公の神、しまふくろうが、今や絶滅の危機に瀕していることを考えあわせると、人類にとって、カムイ・ユーカラに現われるような自然観を再びとりもどすことは、いかにむづかしいことであっても、ぜひなすべきことであると思われます。
今回、この本が、アイヌ文化を誰よりも愛している、藤村久和氏と、北海道の自然を誰よりも愛している手島圭三郎氏によって、アイヌの自然観を
見事に表現した作品として生まれたことを嬉しく思います。また亡くなられた四宅ヤエさんの冥福を祈るとともに、ヤエさんが語られたユーカラが、現代社会の中で見事によみがえったことを、心の底より嬉しく思います。

終了

日本の先住民であるアイヌの人々が、大切に伝えてきた人類が、自然と協調し調和して生きていくための深い知恵を、この文明社会にとりもどしまし、次世代に伝えましょう。


最近のアイヌブームはそんなメッセージかなと思っています。




  
タグ :アイヌ


Posted by HAPPY BIRTH CAFE at 07:26Comments(0)ファッション歴史自然回帰

2010年07月20日

日本の歴史

歴史の真実が知りたい…。

今の時代は求めさえすればいろんな事を知る事ができる。
インターネット社会で今までのような隠し事ができない。
学校で教わる授業は誰かにとって都合のいい事しか教えていない。
戦後の日本では教科書を墨で黒く塗ったりしていた。
もちろんそのほかの時代でもそんなことはいくらでもあっただろう
今の私たちの社会はその様な黒塗り本の上に存在しているのだ。

その時の権力者が自分の都合のいいように作るのはべつにおかしいことではない。

誰だって人に伝える時は都合の悪いことは言わないことだってあるのだから。
それが人間だと思う。

過去の歴史を調べてあいつが悪いとかどの国悪いとかいうつもりはない。

自分存在しているのはすべての歴史があったから。

善と悪もすべて自分の一部。


「悪を憎むでないぞ。 悪を憎む心こそが悪であるぞ」
日月神示


真実はわかりません
みなさんも自分で調べてみてください
明るい未来のために必要なものは偽りのない歴史であるとおもう。


人祖の時代から初代・天照天皇による「大和」の統一まで
http://happybirthcafe.naganoblog.jp/

武力による天皇の交代 神武天皇と秦氏
http://happybirthcafe.naganoblog.jp/e779743.html

天武天皇の弾圧 部落差別の始まり
http://happybirthcafe.naganoblog.jp/e781221.html


日韓併合前後の写真館
http://photo.jijisama.org/index.html  

Posted by HAPPY BIRTH CAFE at 22:16Comments(0)歴史