衣食住遊 イセヒカリ 今日無事生かして頂いてありがとう御座います

2015年11月30日

塩が肥料になる! 10アール(一反)に岩塩25キロで作った米が新嘗祭の献上米に

以前、飯山一郎先生のブログでこんな記事があった
畑に塩をまき、基地外と言われた浜松の青年
http://blog.livedoor.jp/genkimaru1/archives/1852095.html

今回はそれが基地外ではなかったことが証明されたようである
塩が化学肥料のかわりになるのであれば革命
日本の食料自給率は石油がなければ1%にも満たないというような話もあるが塩が肥料になるならばその環境を一変することができ本当の意味で自給率が上がるだろう。
ただし塩の問題はやや複雑で一般の塩は食塩、精製塩などの塩化ナトリウムだけでミネラル分のない科学薬品となっているのでその点では注意が必要だ



塩が肥料になる! 10アール(一反)に岩塩25キロで作った米が新嘗祭の献上米に
ながのJA情報マガジン vivid 2015年11月号より転載します
塩が肥料になる! 10アール(一反)に岩塩25キロで作った米が新嘗祭の献上米に


こだわりの栽培で作業に励む

飯綱町黒川 仲俣 孝志さん(60)

飯綱町黒川の仲俣孝志さんが17ヘクターの田で栽培する米は様々なコンクールで受賞するほどの最高品質。育てる米はコシヒカリを中心に風さやか、ミルキークイーンなど多くの品種を育て、「飯綱の米」の認知向上に向けて栽培に励む。

仲俣さんは子どもの頃から、父親と共に米を育てていた。同町の農業委員に所属した頃、「町の特産にはリンゴが多くPRされているが、米も美味しいことをもっと多くの人に知ってもらおう」という強い思いからこだわりのある米を作り始めた。
栽培の一番の特徴は田植えをした後10アールに25キロの岩塩をまくことだ。テレビを見ていたときに塩水をかぶったトマトの甘みが増した事を知り、米でも同じことができないかと考えたことがきっかけで取り組みを始めた。沖縄県宮古島の塩を取り寄せ、水にとかして葉面散布している。仲俣さんは「塩を使用してから、米の質が良くなったと思う。最初は不安だったが挑戦してみて良かった」と話す。
また「長野県原産地呼称管理制度」の合格認定や化学肥料の農薬を減らし「信州の環境にやさしい農産物制度」の認証を取得し、丹精込めて米を育てている。
仲俣さんは全国各地で行われる米のコンクールで数々の賞を受賞し、昨年は「第5回大阪府民の"いっちゃんうまい"米コンテストで最優秀賞を受賞した。仲俣さんは「数々の賞を受賞して飯綱の米が美味しいということをもっと多くの人に知ってほしい」と思いを話す。
また、今回は全国から厳しい検査を経て選ばれている宮中行事の新嘗祭で使われる「献穀米」に仲俣さんの米が選ばれた。10月10日に同町で抜穂祭が行われ、同町の町長をはじめ多くの人が集まり奉納のための儀式が行われた。仲俣さんは「私の育てた米が選ばれたのはとても驚いた。今までの取り組みの成果が認められたと思い嬉しい」と感想を話した。

転載以上


塩は山のミネラルの結晶

赤峰勝人 著
講談社+α新書
人参の奇跡 〜畑で学んだ病気にならない生き方〜
より抜粋します

「塩」という字は土偏でできている

植物は光合成人参よってミネラルをつくり出します。どんな科学が発達しても、植物の光合成を再現することはできません。光という形のないものから、命のもととなる有形のミネラルをつくり出すのですから、これはもう神秘そのものです。
その植物が枯れ、ミミズや微生物が食べて糞にしたものが土です。それが雨水によって、川から海に流れこんだものが海水で、それを煮つめたものが塩です。
「塩」という字をを見てください。土偏がついています。塩のもとが土からきていることを、昔の人はちゃんと知っていたわけです。
それに土偏に「人」の「口」があって、下は「皿」ではなくて、「血」と解釈してもよいと思っています。
なるほど、血液や体液が足りなくなったとき、生理食塩水を代わりに点滴するのもそう考えるとわかります。戦争中に物資が不足していたときは、海水を薄めて点滴に使っていたそうです。それでも十分間に合ったといいますから、いかに塩がひとの体にちかいものかがわかります。
胎児をお腹ではぐくむ羊水の塩分濃度が、太古の海水にそっくりだということや、血液の成分が海水とそっくりなことも不思議な符合です。
塩が命の源であるのは、人間だけではありません。動物にとっては、塩は欠かせない存在です。家畜に塩分を与えないと、子どもを産まないことはよく知られています。その塩の原料が植物のエキスが溶け込んだ土です。
稲は毎年同じ田んぼで、何千年とつくりつづけても、ミネラル不足にはなりません。その理由は山の水にありました。毎年、草や木のミネラルを豊富に含んだ山の水が、田んぼを満たしてくれるからです。
試しに、稲を畑に植えて水かけします。すると一年目は立派に穂ができます。でも二年目からはガタッと収穫が落ちて、三年目にはほとんどできません。これは稲に必要なミネラルが供給されないからです。
山から川へ水が流れ、川の水が田んぼに入ります。山の植物のがつくり出したミネラル豊富な水があれば、毎年稲わらを土に返してやると、翌年も同じ量の稲わらができるのが循環でしょう。


補足記事

化学肥料はどこからきたのか
http://happybirthcafe.naganoblog.jp/e1086513.html

日本人には塩が足りない
http://happybirthcafe.naganoblog.jp/e699088.html

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Posted by HAPPY BIRTH CAFE at 07:35│Comments(0)百姓
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