衣食住遊 イセヒカリ 今日無事生かして頂いてありがとう御座います

2012年11月11日

森と木と人の暮らし

山の仕事を始めてもうすぐ三ヶ月になります。
やっぱり山はいい!
肉体的にはハードですが精神はとても癒されます。
山の仕事をしていると小さな頃を思いだします。
小学校前の頃からファミコンが流行りだした世代ですが里山で遊ぶこともたくさんあり、ターザンごっこをしたり、虫を捕まえたりまっ暗くなるまで遊んだ里山
煙突からけむり、薪で焚いたお風呂、掘りごたつ。
その後は薪はボイラーから給湯器へ、掘りごたつは電気コタツになっていく変化の中で育ったのです。
生活の中に自然を感じることができた最後の世代だったのかもしれません。
次の世代に自然を残こそうと思います。

ちょうど山の仕事についてからブログでよい本が紹介されていたので買った本


森と人のかかわり再考

森から恵みをいただく暮らしは、確かに時間や手間が必要な世界です。
だから、効率よく経済的に機能することが「進歩したよい」社会だとしてきた戦後の日本では、端っこにおいやられていったのでしょう。
育てたり採取することから始まって、素材の木やツルや竹などを乾かしたり、水に浸けたり。そこからさらに何段階もの加工と、多くの下準備をしてモノを作っていく生活は、欲しいものをすぐ手に入れる今の生活からは想像が難しく、不便に思えます。
でも、本当に不便なだけだったのでしょうか?
 そこでは、そもそも時間とのつきあい方が違っていたのでと思うのです。
例えば道具を自分の体の一部のようにして使いこなし、道具と自分の手足、いえ、全身を一体化させて使えるようになるという習熟には、長い時間が必要です。
あるいは、乾かす、柔らかくする、寝かせる、などという「待ち」の時間は、人の暮らし思いや考えも熟成させる時間になりました。
 そして数十年から100年という単位で森を育てる時間のサイクルは、人智を超える働きをつねに含んでいます。
 自然のものとつきあうこれらの時間の中には、つねに揺れ動き変化する「いのち」がありました。そうして、私たち人間もその同じいのちをもち、四季を巡りながら日々生きているという実感が、
森の恵みをいただく暮らしにはついてまわります。
 こういう森の恵みを多様にいただく暮らしの中では「ありがたい」という、森と森に連なるさまざまなものに対する「感謝」の気持ちが生まれるのはごく自然の流れに思えます。


職場の様子


さぁのはらへいこう!
http://noharaheikou.com/







Posted by HAPPY BIRTH CAFE at 00:14│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。