衣食住遊 イセヒカリ 今日無事生かして頂いてありがとう御座います

2013年08月18日

イセヒカリでどぶろくをつくろう!


最近のイセヒカリ様子。まわりの田んぼは穂がで始めているがこちらはまだ出ていない。

最近は暑さのせいでビールがとてもおいしい。
市販のものではエビスビールが好きでよく飲むのだけれどお酒が自給できたらいいと前から思っていてた。
酒つくりの本は買ってあったり、ビールの打栓機もっていたりするほったらかしたまま…。

風に揺れるイセヒカリを眺めながら思った。
イセヒカリでドブロクをつくろう!
ここに消費の自由と解放がある!!
って…。

そんなことでこの本と酒のつくりに関係した記事を紹介してみます。

ちなみにイセヒカリはタンパク含量が低く酒米に向いているそうでお酒が好きなひとには食べてよし、飲んでよしと嬉しいお米だそうですよ。


では

趣味の酒つくり
ドブロクをつくろう実際編
より抜粋

はじめに

この本をつくっているうちに私の怒りは発酵し、おさえきれなくなった。そして次第にこの本は実用書の域を脱し、反権力の書の性格を帯びることになってしまった。日本で酒を手造りするということは実に大変なことで、乗り越えなければならぬ障害があまりにも多すぎる。
しかし、この本は単なる反権力の書でもなく、単なる酒作りだけの実用書でもないという自負が私の胸にある。私は酒造りを材料として、酒そのものを語ったつもりである。
ドゥイット・ユアセルフの最も優雅なものとして、酒を造りをしたいという人はこの本を手がかりとして酒つくりの理論も身につけていただきたい。それは発酵の原理から、「密造」という犯罪についての闘いの理論武装に及んでいる。
酒を買えぬところに長期滞在を余儀なくされる酒好きな人に読んでもらい、つくって貰いたい。ここでは本当に人助けな本になるだろう。そして身のまわりにある多くの食物が酒となることを知るであろう。そして、酒を禁ずるということが己の内なるこころからでたものでなければ実にはかないものであることを知るであろう。
みつぎ取りの役人に読んでもらい、つくってもらいたい。そうすれば、家庭の酒つくりを密造などという罪名で弾圧しようとすることがなんとおろかしく、はかないことであるかが実感出来るであろう。
農家の人々に読んでもらいたい。そしてドブロクを復活させていただきたい。農業基本法で荒廃させられたあなたの心に本当のふるさとがよみがえり、酒つくりは農業そのものであることを思い出させ、
堆肥を発酵させ、肥料を自給し、土地をこやすことと酒つくりは全く同じことであることを心身で知るであろう。
農学、化学を学ぶ学生諸君に読んでもらい、つくってもらいたい。発酵とは生命のシステムである。頭だけではなく身体が生命のシステムを体験し、理解するであろう。そして先端技術の雄として1990年代に花開く、夢の大型技術といわれるバイオテクノロジーの基礎を身につける。
心ある酒販店のご主人達にも是非読んでいただきたい、つくってもらいたい。私が誰よりも酒つくりをして欲しいと思うのはこの人達である。この人達は酒が商品として確率し、びん詰め、缶詰、箱詰の完全な商品になるにつれて、酒の中身のなんたるか知らされることなく、運ぶことと売ることだけのコンベアーシステムの自販機の末端の役だけに甘んじさせられてきた。自らつくることで酒そのものの心がわかり、酒のこころを取りもどすことが出来る。それに欧米なみに家庭での手造りの酒について「密造」という犯罪が消滅したとき、手造り酒材料の販売とコンサルタントという大きな新しい産業が酒に販売店の店主のまえにひらけてくる。そうなってこそ酒の専門店としての輝かしい展開が約束されるようになる。
そして最後に、なによりも、誰よりも私が読んでもらい、つくってもらいたいのは、一家の主婦の方である。酒を自らかもすことで、あなたの達はかつての栄光をとり戻し、真の刀自の地位を復権する。そして日本の酒つくりの長・杜氏は刀自に始まることを実感するだろう。あなたのかもした酒で一家のすべてがほろ酔いのよろこびを知り、ストレスを解消し、生活の活力がここから生まれるならば、そのよろこびははかり知れない。そして、これを契機として、飲酒人口の中にぼう大な数の女性達が参入してくるのだ。なんと楽しいことではないか。

ーーー

それからもうひとつ、大げさないい方かも知れないが、消費者水から「安全をたしかめながら」自らつくることで中身を知り、その結果、知識をたくわえ「知らされる情報」を活用し、商品「選択」の眼をやしない、さらにメーカーのつくりだす商品に消費者の「意思を反映させ」、よりすぐれた商品を生みださせるーーーここに消費の自由と解放がある。冒頭にかかげた消費者の四つの基本的権利(「安全である権利」「知らされる権利」「選択の権利」「意識が反映される権利」)のバックグランドに私は欧米のホビイ産業を見たのである。そして、その行きつくところの手造りの酒のホビイ産業があるのだ。日本にはその自由がまだない。私達の手で、この自由をすみやかに勝ち取らなければならない。自由を我等に!

抜粋終了



ここもすごいこと言っています。
http://www.ruralnet.or.jp/syutyo/2002/200212.htm
農文協の主張
「ドブロク」から21世紀の新しい社会を展望する
より抜粋

 いま日本は、長期の景気低迷のもとにおかれている。そして米をめぐる情勢も明るい展望をなかなか描きづらくなっている。そのような状況のもとで、いま1度「自給」という根源から農業を見直し、農家のリードで、本物の味、本物の暮らしがわかる生産的な消費者を都市に幅広く形成しつつ、個性豊かな生活文化に根ざした新産業を起こすことを考えたい。そのためには、ドブロクをはじめ、まず自分たちの自給をとりもどし、暮らしを充実させることである。

 もともと農業とは、農産物を生産することだけを意味していなかった。衣食住のすべてをふくみ、ばあいによっては遊びや楽しみ、サービスの提供までふくめて農業であった。農業は、第1次産業から第3次産業までのすべてをふくむ「暮らしをつくる総合産業」なのである。

 そして、このように「自給」と「自給の社会化」という農業の原点にたつことは、農業の展望を拓くだけでなく、そのことによって都市をもふくめた21世紀の社会の展望が見えてくるのである。21世紀の新しい社会の根本原理は農業にある。

抜粋終了


純粋にお酒が好きで色々味わいたいだけでみんながもっと適当に作るようになればいいなあと思います。
イセヒカリは酒米にも向いているし、新品種が産まれる可能性が高いので面白い
自分の品種でつくった自分だけの酒。


ちなみに自分がすごいと思った酒は寺田本家の「醍醐のしずく」というお酒がです。
目指すはここです。
機会があったらぜひ飲んでみてください。


「醍醐のしずく」
現在の菩提山正暦寺(ぼだいさんしょうりゃくじ)に端を発し、鎌倉時代から戦国の世にかけて編み出された、『菩提酛(ぼだいもと)』仕込みのお酒です。空中の天然乳酸と野生酵母(酒蔵では蔵付き酵母)を採り込んだ『そやし』という水を酛にして仕込みました。まさに『生酛』の原型、酒造りの原点と言えるお酒です。
そのままを味わっていただくため、割り水、ろ過は一切行わず、一仕込み時期によって味の異なる甘酸っぱいお酒です。

http://www.teradahonke.co.jp/






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Posted by HAPPY BIRTH CAFE at 10:43│Comments(0)
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