衣食住遊 イセヒカリ 今日無事生かして頂いてありがとう御座います

2016年03月26日

2050年は直播きと不耕起栽培

晴彦は、等間隔に三列の種播きができる機械を押しながら水田の中をゆっくり歩いていた。この地域で田植えをしなくなってからもう二十年になるので、晴彦は、田植えをしていた時代をほとんど覚えていない。
今では、水田に籾を直接播く農法と不耕起栽培の技術が発達したため、かつての十分の一の労力もかけずに田植えまでの作業がすんでしまう。石油エンジンのついた農業機械を使わなくても楽に作業ができるのだ。
晴彦は、今のようになってしまってからのことは知らないが、大刷新以前はすでに普及してしまった農業機械に合った農法しかできないので、便利な機械がかえって進歩を遅らせていた面もあるということだった。
いずれにせよ、収量は機械で田植えをしていた時代より多くなっているので、気候風土が適している土地では、この方法がごく普通になっていた。
「晴彦ちゃーん」
どこかで、しおりの声が聞こえた。晴彦は機械を押すのをやめて振り向いた。



梅の花が咲きはじめそろそろ田んぼの準備の季節が近づいてきた。と思ったら雪がちらちらしたりよくわからない天候が続いている。
2050年は直播きと不耕起栽培


上の文章は石川英輔 著『2050年は江戸時代』の中の一場面。

2050年は江戸時代
ノボ村長の開拓日誌
http://d.hatena.ne.jp/kawasimanobuo/touch/20130619/p1

雑草の言葉
http://zassou322006.blog74.fc2.com/blog-entry-673.html

この本は戸隠にある『ゆったり庵』に遊びにいったとき、話題になり面白そうだったので買った本。行き詰まり、崩壊した資本主義社会を、過去の物として書かれている。

いずれにせよ、もうセイフとかクニに頼れる時代ではないということは間違いないのでこのような本を読みながら新しい時代をイメージしてみるのもいいかもしれない。

戸隠ゆったり庵
http://heyevent.com/venue/gcpsifx3n2asua


国家が機能しなくなりつつあり、凄まじい激震がやってくる
http://www.bllackz.com/?m=c&c=20160227T1735430900

企業が生き残るために人々が犠牲になる社会が継続していく
http://www.bllackz.com/?m=c&c=20160310T1928300900


同じカテゴリー()の記事画像
イセヒカリ種籾無料配布2020
イセヒカリとササニシキの苗
イセヒカリ稲刈り2017.11.13.
イセヒカリとハッピーヒル
お米を作ろう
バケツて米をつくろう!バケツ稲用ポット苗販売中
同じカテゴリー()の記事
 イセヒカリ種籾無料配布2020 (2020-04-27 22:49)
 イセヒカリとササニシキの苗 (2018-06-15 22:37)
 イセヒカリ稲刈り2017.11.13. (2017-11-18 07:24)
 イセヒカリとハッピーヒル (2017-09-29 23:02)
 お米を作ろう (2017-09-09 06:48)
 バケツて米をつくろう!バケツ稲用ポット苗販売中 (2017-07-10 22:27)

Posted by HAPPY BIRTH CAFE at 07:00│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。