衣食住遊 イセヒカリ 今日無事生かして頂いてありがとう御座います

2010年11月30日

イセヒカリ栽培にあたっての留意点(補足)

イセヒカリ栽培に当たって、本文に述べなかった大切な留意点を下記に記す。



1 生活雑排水流入の圃場は避けること。
 イセヒカリの根が強いことが裏目に出て、著しく食味を落とすことになる。無肥料で作っても高蛋白となり酒米に使うことが出来ず、不味いコメになることを経験している。圃場条件がその様な環境の場合は、他の品種とするか、あるいは思い切って施肥量を落とすことを考えられたい。

2 イセヒカリは株張りの良い稲なので、株間は18cm以上をとり、粗植・細植えとし、不必要な薬剤散布はしないこと。

3 秋風の立つ9月下旬以降の刈り取りとなるような作期とすること。
 早植えで8月末、あるいは9月早々には収穫する夏期高温登熟のイセヒカリは、食味値は高く出ても味がいまひとつ乗ってこない。台風を恐れる必要は無い稲なので、西日本では9月下旬以降の刈り取りとなるような作期にされたい。
  麦作あとにイセヒカリをもってくる作目構成は良い組み立てとなる。

4 刈り取り適期を見逃さないように留意すること。
 発見者森晋氏が注意を促してるように、刈り取り適期となっても止葉以下の上位3~4枚は生葉であるので、刈り取り適期を見逃さないように注意すること。

5 堆肥投与は稲作に増収の作柄の安定をもたらすが、その反面、食味値を落とすことも事実である。多投与は避け、収量と食味の兼ね合いを考えて自分の設計を樹てること。

6 耕作放棄田を復田した圃場の場合、萱のように強い稲に育つはずである。無肥料で出発することをすすめたい。休耕と復田をどのように繰り返したら良いか、その時の施肥は無肥料でいけるのかどうか、イセヒカリを巡って将来想定されると思はれるこれらの土壌利用方法に関わるデータは、未だ全く得られてない。


 イセヒカリは品種登録されていない稲品種なので、一般のコメ流通市場には乗り難い現状にある。売り捌く目途も無く作ると大変なことになる。まず自家用・緑故米として満足のいくイセヒカリ作りを会得してもらいたい。そこを原点にして、それから今後のコメ情勢に対する構想を樹ててもらいたい。

    (文責  岩 瀬)


Posted by HAPPY BIRTH CAFE at 23:35│Comments(0)
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