衣食住遊 イセヒカリ 今日無事生かして頂いてありがとう御座います

2011年06月24日

イセヒカリの出逢い

なずなの会のイセヒカリは赤峰さんが伊勢神宮の神宮神田に行って譲って頂いたことからスタートしたようです。
自分がイセヒカリを知ったのは赤峰さんの講演会のパンフレットにイセヒカリという名前を見つけたのが始まりです。
イセヒカリ?
2008年インド旅行から帰ってきてから日本の神社に興味を持ちはじめていました。
なんだか海外に興味がなくなっていました。
戸隠神社や皆神神社、地元の神社にお茶セットを持っていきひとりカフェをしてマッタリしていました。
大きな木がたくさんあって気持ちがいいからです。
となると行ってみたくなる伊勢神宮。
伊勢神宮のことが頭のなかにあったのでイセヒカリという名前に反応したのです。

なんか天の岩戸開きみたいな名前だ!とおもったのが第一印象でした。

今後、石油依存型農業から自然循環型農業へ変わっていくためにはイセヒカリが必要になってくるでしょう。
長野県の奨励品種にしたいと考えている最近です。

赤峰さんのイセヒカリとの出逢いはこんな感じだったようです。
『循環農法』より抜粋

イセヒカリがやって来た

人と人には出逢いがあります。人とモノ、人と植物など、さまざまな出逢いは、何一つとして偶然はありえないと思います。すべてが幸運な贈り物。そんな幸運な素晴らしい出逢いに恵まれたのが、イセヒカリ米です。米作りの完成途中、ちょうど手植えに切り替えて二年目あたりの頃でした。
一つの新聞記事が目に留ったのです。
それは、伊勢神宮の御神田の奇跡の米の話でした。
伊勢神宮にある膨大な御神田のコシヒカリの稲が、伊勢地方を襲った二度の台風で無残にも倒れてしまったと言うのです。ところが、なぜか、二株だけがスクッと直立していると言うのです。それは茎が太くて短く、いかにも倒れにくそうな姿をしていました。御神田を管理している人が専門家に調べてもらったところ、コシヒカリが食味計で八十二のところ、この米は八十六という驚異的な数字が出たそうです。農家に頼んで栽培してみると、見事な黄金の穂をつけ、病害虫に強く、収量が多く、美味しさも抜群だったと言います。それが神様の恵みの米として、だんだん噂として流れ、毎日新聞が取り上げることになったのです。
 この不思議な米はコシヒカリの田んぼで生まれていますが、コシヒカリのような軟質米ではなく、九州地方にも合う硬質米(貯蔵・保存が効く)の品種だと言うことです。今も遺伝子の研究が進められているそうなのですが、母親はコシヒカリでも、父親が不明だと言うのです。「イセヒカリ」と名付けられた、この奇跡の米の父親は伊勢神宮の御神体ではないかとささやかれているそうです。
 このような新聞記事を読んで、なんとか一粒でも欲しいと思いました。一粒あれば三~五年でいくらでも増やせる自信がありました。そんな素晴らしい稲を自然に沿った農法で育ててみたい、という強い思いを講演に呼んでくれた方にお話ししたのです。すると、その方は、大変な骨を折って、人づてに尋ねてくれ、とうとう御神田を守っている人にまで伝わったと言うのです。「講演の前日に来てください」との伝言で、生まれて初めて伊勢神宮の御神田に案内してもらいました。見事な御神田を見せていただき、お話を伺いながらも、あさましい私はどこかにモミが落ちていないかと目で探しました。
すると、驚くことに、そこで御神田を管理している人が突然おっしゃったのです。
「私はあと一週間でここを定年退官します。ここに各神社に配った残り種籾2kg余っていますので、あなたに差しあげましょう」と。
 この思ってもいなかった申し出に大変感激し、一週間後だったら不可能だったかもしれない、この幸運と、骨を折って下さった方に心から感謝をいたしました。
いただいた2kgの種モミは大切に一本ずつ二反歩(20a)に植えました。
 その様子を見て、道行く人に笑われたほどです。しかし、イセヒカリは、期待通りに、循環農法で、ますます才能を開花したかのように、立派に驚くほどの収穫をもたらしてくれたのです。


Posted by HAPPY BIRTH CAFE at 16:20│Comments(0)
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