衣食住遊 イセヒカリ 今日無事生かして頂いてありがとう御座います

2012年10月18日

農業から林業へ

ひさしぶりのブログです。


この間に平成農園の移動販売の仕事から山の仕事に転職しました。

もっと自然に自然に近い仕事がしたいと思ったからです。

農産物を販売して生活するというより、自然とつながりで生活したい。

平成農園でひっぱりだこ号で移動販売をしてみて感じたことがたくさんありました。


農園、農家、市場、道の駅、農産物直売所、農業公社などとお客さんの間を行ったり来たりする中で農業は命を育むものではなくビジネスだということ

地産地消だとか食の安全だとか言っても結局のところはビジネス。

命よりお金です。

これは誰が悪いということではではなくシステムそのものが欠陥であるからだとおもいます。

地産地消であれば、まずは学校給食や病院、高齢者福祉施設などで地元の米を使えばよいのですか利権や補助金、などしがらみで使えません。

自分としては平成農園でイセヒカリを作って学校給食で使ってもらおうと考えていました。


自然栽培で作った地元の米を地域の子供達に食べさせる。


地域の農家と子供達が繋がり、田んぼに手伝いに行ったり来たりするなかで、いのちの大切さや自然への感謝を学ぶ。

それがいまのシステムではできません。

今は農業はビジネスにせずに自然農で自給率を上げていくことを目的にしたほうがいいと思います。





このシステムを変えるにはどうしたらいいと思いますか?
http://tamekiyo.com/documents/original/tpp_and_ac.php

いかに土地を利用して儲けるかというビジネスの観点の農業しか想像できないようだ。今の時代、今の若い世代で新たに農業に挑戦してみようという人々の内、金儲けを動機としている人がいったい何割いるのだろうか。金儲けをしたいならば、もっと他に選択肢があるはずだ。そうではなく、自然の中で生きたい、安全な食べ物を自分で作りたいというのが第一の動機で、ついでに余ったものを他の人々にも売ってみようかという程度の気持ちで新規就農するのではなかろうか。それに、若い人々であれば、土地を買うだけでも精一杯だろう。高額な農業機械を買う資金力がある人がどれだけいるのだろうか。あるいは、そういう人々に資金を融資してくれる銀行がいまどきあるのだろうか。だいたい農業は儲からないからやめる人が続出しているわけだ。ベテランの人々が廃業しているわけだ。それを未経験の若者を相手に、採算が取れる形で農業ビジネスを求めるなんて、これが学校だったら「いじめ」になるだろう。

農業委員会の硬直的なマインドは、若い世代の新規就農を阻止する方向に働いている。それでありながら、新規就農者が少ない、農業従事者が高齢化していると嘆いているわけだ。既存の農業者が従来から所有している農地で耕作を放棄しても、農業委員会は何も言わない。なのに、新規に就農しようとすると、うるさく審査するわけだ。
自給農をしたい若者に対しては、「農業」をやる意志や能力がないと判断して、就農を阻止する。年寄りだけで農業をしていて、売れるものならば農地を売って、子供や孫のところで一緒に暮らしたいと思っている高齢者は、買い手がみつからないから、農地を売ることができなくて困っている。こういう事情で、増加する耕作放棄地が目の前にありながら、新規就農が難しいという奇妙な現象が起きているわけだ。農業委員会は、農地を守るふりをしながら、実際には耕作放棄地を増やしている。
まあ、私の発言など影響力がないから、ここで何を言っても、農業委員会は硬直的な思考のまま耕作放棄地を増やしていく。それで「農業」が徐々に潰れていくのだから、先述の理由からして、良いことだ。流れに逆らってはいけない。

以上転載





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Posted by HAPPY BIRTH CAFE at 08:20│Comments(5)百姓
この記事へのコメント
久々の更新、ありがとうございます。

お金そのものは善でも悪でもなく、単なる価値の交換手段だと思うので、農業で得た価値ある作物を何か別の価値あるものにお金を使って交換すること自体は問題ないと思います。紙幣や硬貨や電子マネーが保管しやすい、持ち運びしやすい、数値化しやすいという長所をもつのは確かです。

問題なのは、そのお金に支配者がいることです。もしも、中央銀行の利益(通貨発行額+利子‐原価)が政府の財源になるのなら、どこの国でも財政危機など起こらないでしょう。その利益を懐に入れているが支配者です。

支配者にいかに対抗するかですが、直接対決では絶対に負けますから、別の方法を考える必要があります。
まずは、多くの人が支配構造に気付くこと。
そして、経済危機を引き起こされても大して困らない体制を作っておくのがいいと思います。そのためには食糧とエネルギーの自給が必要です。
そうなれば、いきなり通貨発行権を取り戻すことはできませんが、少しづつ政治も変えられるでしょう。

「地域の農家と子供達が繋がり、田んぼに手伝いに行ったり来たりするなかで、いのちの大切さや自然への感謝を学ぶ。」

これはとても重要なことだと思います。私の家の前がたまたま畑だったので、私はサツマイモを掘らせてもらっていました。田植えや案山子作りにも参加したのを覚えています。ただし、あの農家の方も米や野菜を売って生活していたはずですから、ビジネスとしての農業であっても、いのちの大切さや自然への感謝を学ぶ場を提供することはできると思います。

残念ですが、システムはすぐには変わりません。
私は私にできることを少しずつやろうと思い、今日からそら豆を育てます。

これからも宮嵜さんを応援しています!
一緒にがんばりましょう!
Posted by 丸石 at 2012年10月21日 14:02
>丸石さま
コメントありがとうございます

お金そのものは善でも悪でもなく、単なる価値の交換手段だと思うので、農業で得た価値ある作物を何か別の価値あるものにお金を使って交換すること自体は問題ないと思います。
紙幣や硬貨や電子マネーが保管しやすい、持ち運びしやすい、数値化しやすいという長所をもつのは確かです。

たしかにそうですね
ついつい社会批判的になってしまい反省しています。
このようなあたたかいアドバイスをいただけますと、かたよったバランスが整えられます。
今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by HAPPY BIRTH CAFEHAPPY BIRTH CAFE at 2012年10月23日 08:20
はじめまして、いつも拝見しています。
金融について、デイビッド・アイクが講演会でわかりやすく説明している動画があります。
Beyond 5senses で紹介済みなのでもう既にご存知かもしれないですが、
デイビッド・アイク ビッグブラザー補欠選挙集会演説です。
(1)~(19)まであって長いのですが、通常のアイクの講演会は8時間くらいになるのだそうで、この動画はそれと比べると3時間とコンパクトにまとまっていて、しかもわかりやすいです。
その中の(12)に金融の仕組み、マネーの仕組みについて詳しいです。
最初から視聴するのもオススメですが、
部分的に視聴しても理解できます。
Posted by ちえんてん at 2012年11月11日 07:35
>ちえんてんさん
情報ありがとうございます!
12はまだみていないので見てみます
Posted by HAPPY BIRTH CAFE at 2012年11月15日 17:22
こんにちは。^^
(12)とご案内してしまったのですけど、金融についてのお話は(13)以降にも続きます。
間際らしい説明でごめんなさい。^^;
私もまだちゃんと理解してないと思いますが、
人と人が、単なる物と物とのやりとりをスムーズにするために使用する”お金”と、
銀行が介在して利子を生み出す(というか、利子というそもそも存在しないお金、最終的には誰かが必ず損をするように作られたシステムにのっとっている制度)マネーの存在は、
似てるようで全く異なるものだということに気づかされると思います。
Posted by ちえんてん at 2012年11月16日 15:39
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