衣食住遊 イセヒカリ 今日無事生かして頂いてありがとう御座います

2013年05月22日

桃太郎よりおいしいアロイトマト







うちの実家は野菜の苗屋なのでゴールデンウィークには販売の手伝いをしている。

約、40品目の苗を販売しているがそのなかで自家採取をしているものもある。

そんなことで「いのちの種を未来に」をひさしぶり読んでみた。
アロイトマト!?
パラっとしか読んでなかったので見逃していた。
その名前や誕生の物語もおもしろいしなにより桃太郎よりおいしいという。
このトマトを食べてみたい。
それに苗屋で販売したらおもしろそう!
野口の種のホームページで種を注文しようとおもったのだが遅すぎた。人気なようですでに売り切れだった…まぼろしのアロイトマト…。

他の固定種のポンデローザトマトと世界一トマトを注文した。

野菜苗販売を何年も手伝っているとさまざまな変化に気がつく。世代交代、出荷用に大量に買っていく人は少なくなっており家庭菜園に少しという流れ、そして漬け物やおやきの茄子から生で食べたりソースなどに使えるトマトにシフトしてきている。野菜苗は茄子からトマトの時代に変化しているのである。

野菜苗の仕事には興味がなかったのだがここにきて大切な職業だとおもうようになってきた。

野口の種を販売する野菜苗屋があったらやばい。

固定種なんか販売したら商売にならないとおもうかもしれないがそんなことはない。
苗を作ってみるとわかることだが管理が大変なのできっと買ったほうがいいと思うようになる。

http://mademoiselleai.nifty.com/madeailog/2013/05/post-0498.html
私たちが今、戻らねばならないところは命なのです。

まずはいのちあるトマトの種を蒔いてみようと思う。



『いのちの種を未来に』より抜粋

F1種からつくったアロイトマト

ちょっと特殊な例ですが、自家採取をすることによって、F1種から自分オリジナルの固定種をつくることは可能です。その好例が、岐阜県のコックさんが自分の味覚だけを頼りにつくり出した「アロイトマト」です。
このトマトは、よく知られている「桃太郎」 というトマトを基につくられています。「桃太郎」はもちろんF1種で、それも四種類の系統を組み合わせた複雑な交配をしてできたものですから、普通に自家採取をしたら、四種類の系統と、その間の多種多様な雑種がうまれて、収拾がつかなくなるはずです。ですから、この話を最初に聞いた時は「そんなバカな!」と思いました。しかし、このトマトを作った岐阜県の奥田さんは、当時ホテルの支配人兼シェフをされており、五年目で固定に成功し、そのあとも選抜を重ね、「桃太郎」よりもおいしいトマトをつくり続けています。
実物にお目にかかったのは、平成12(2000)年の夏です。私の店に奥田さんから「最近のおいしいF1完熟トマトの種が欲しい」と注文がきたので、当時まだ新しい「F1ちあき」の種をお送りしたところ、やがて「たしかにおいしかったけれど、うちのトマトのほうが味が良い」という感想が届きました。信じられなかったのですが、送られてきた「ちあき」とそのトマトを食べ比べて思わずうなってしまいました。「桃太郎」よりもおいしいはずの「ちあき」より、ずっと糖度が高く、おいしかったのです。聞くところによると、岐阜県知事がこのトマトをお中元の贈答用に使っているのだそうですが、それも納得の味でした。
値段を聞いてみたところ、「20個1箱で5000円」との返事に二度ビックリ。買ってでも食べてみたいと言っていた女房も「それじゃ買えない」と諦めていましたが、その代わりに私に芽生えたのは「このトマトの種を売りたい」という種やの性です。
当時、うちの店ではインターネットで固定種の販売を始めたばかりで、秋まきの目玉商品は「のらぼう」や「みやま小かぶ」といったオリジナル商品がありましたが、春まきの果菜類にはオリジナル商品がありませんでした。完熟トマトの固定種なら目玉になると思い「販売用に種を分けてもらえないか」というぶしつけなお願いをしたところ、快く聞き届けていただきました。現在でも感謝の一言です。
販売するからには名前が必要ということになって、「タイの農場の指導から帰ってきたところだから、トマトはタイ語でおいしいという意味のWアロイW、ミニトマトのほうは甘いという意味のWワーンWにしよう 」ということに決まり、インターネットの固定種販売品リストに「アロイトマト」「ワーンミニトマト」を載せたのが平成13(2001)年の春からです。


違う気候・風土に適応する野菜の生命力

この種の最初のお客さんは長崎県の雲仙の岩崎政利さんでした。岩崎さんの話では「ちょっと肥料が効きすぎると暴れやすく、やっぱり「桃太郎」の系統だな、と思った。でも三年目ぐらいからこの土地の栽培になじんで、うちのオリジナルトマトになってくれた」とのことです。「アロイトマト」の故郷は飛騨の高山ですから、トマトが雲仙の気候や栽培方法に慣れるのに三代という世代交替が必要だったのでしょう。
しかし、わずか三年で違う気候・風土に適応し、花を咲かせ、実をつけ、次世代の種を結ぶ野菜の生命力は本当にすごいと感心します。そして、一代限りのF1「桃太郎」から固定種に生まれ変わったことをいちばん喜んでいるのは、子孫を残し続けられる、当のトマトたちに違いありません。
この「アロイトマト」の種は、東京近郊で無肥料栽培を行なっている埼玉県富士見市の関野幸生さん(関野農園)からも譲っていただいています。
肥料をやって普通に育てるのと、無肥料で育てるのを比べてみると、これが面白いのです。肥料を与えると、わき芽(腋芽)がどんどん出てきて、次々に実がなりますが、ハモグリバエなどの被害も目立つようになります。ところが無肥料だとわき芽はまったく出ず、実がついたら、舌の葉はどんどん枯れて落ちていきますが、病気になるものは少ないのです。実をつけるかずは少なくなりますが、その実はズッシリと重く、味も濃くなります。「植物は自分の子孫を残すために生きているんだ」ということがまざまざとわかります。無肥料栽培は、究極の自家採種だと思います。

おすすめ固定種トマト
ポンデローザトマト(採種地=長野県、主産地=全国)
アロイトマトが現在、主流となっている完熟系トマトの固定種代表だとしたら、昔のトマトは代表といえ、味が濃くうまさ抜群です



いのちの種を未来に
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4883402231/ref=redir_mdp_mobile

関連記事
http://tenkataihei.xxxblog.jp/lite/archives/51822385.htmlより
TPPで最も怖いのは外国産野菜が入ってくることよりも、日本で「固定種」に対する規制が入ることです。アメリカでは、すでに「F1種以外の作物は販売出来ないこと(固定種によって育てた作物の販売禁止)」が決まったようですが、これと同じ規制が日本にも入ると、非常に危険な状態へと日本人は追い込まれると思います。

この先「お金」の価値がなくなった場合、この「F1種」の価格は一気に高騰する可能性があります。

タネを自ら生産できない農家は、あくまでも「お金」を使って「F1種」買うことしかできないので、そうなると当然ながらスーパーに並ぶ作物がとんでもない価格へと高騰します。場合によっては、タネを買うことが出来ない農家が続出すると、スーパーに作物が並ばない可能性もあります。

とにかく「F1種」に依存することは、金融危機が起こった場合に「飢餓における食料危機」が引き起こされる可能性が非常に強くなります。


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Posted by HAPPY BIRTH CAFE at 10:45│Comments(0)百姓アロイトマト
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